今日の外耳炎の治療をご紹介します。
治療前、耳の中は長い毛でいっぱいですね。これは耳の穴(外耳道)の入口に生えた毛です。外耳道に生えているわけではありません。
この毛を処理し、内視鏡カメラを耳の奥へ進めていくと鼓膜が見えました。鼓膜は清潔でいい状態です。鼓膜付近の耳垢を調べると少量のマラセチア菌が見つかりました。
他の症状として、耳介も赤くなっていました。
このような状況から、毛や鼓膜の汚れが原因ではなく、おそらく耳介と全耳道のマラセチア性皮膚炎が原因かと思われました。
夏によく起こる外耳炎の1つです。
こんなときは、耳介のかゆみを止めること、外耳道のマラセチア菌を除菌すると改善します。もし、治療後も再発するようなら、再発予防策を立てることが重要になります。
外耳炎にはいろんな原因があります。なかなか治らないときは、原因を確実にすることが第一歩です
こちらでは外耳炎の原因をご紹介しています↓
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